谷口・恒川研究室
 
             
   
研究テーマ
   
             
   
谷口 元教授
恒川 和久准教授
   
   
   
   
医療・福祉関連の建築計画
人間行動から見たワークプレイス環境
   
   
計画段階におけるPOEに関する研究
施設性能評価手法の国際比較
   
   
キャンパス再開発における計画プロセスとFM構築の研究
   
             
   
研究紹介
       
             
   
建築をつくる前段階に、あらかじめ使用方法を科学的に予測し、社会にとって少しでも良い建築が出来ることを目指す「建築計画学」という分野の研究と、設計教育に携わっている。また大学キャンパスのマスタープランの作成や、施設の整備に実践的に参画している。もともとは医療や福祉に関する施設の建築計画を専門とするが、近年ははじめに施設建設ありきでなく在宅サービスを重視していく社会状況を反映し、これからの住環境や街づくりのあり方といった方面の研究チームに加わることも多い。最近は中部空港や愛地球博のバリアフリー化やユニバーサルデザインの検討を、障害を持つ人々をはじめ、設計、建設、行政、メーカー、運営側、NPOなど様々な立場の人々と共に取り組み、その成果について検証をはじめている。
 
人間行動から見たワークプレイス環境:ITの進展は、仕事の場を時間・空間の制約から解放し、多様な展開を可能にした。フリーアドレスオフィスやアクティビティ・セッティング等の新しい考え方を、主としてコミュニケーションの観点から検証する。またそこには、経済性の論理からでは測れない日本(人)の社会的、文化的、心理的な背景が見え隠れする。今後のワークプレイスの姿をこうした社会環境学的視点から追求しする。
施設性能評価手法の国際比較:グローバル化する企業活動のための、施設性能評価手法の標準化を、欧米各国の研究者・実務者と共同で、実例によるケーススタディを交えながら展開している。・大学キャンパスのファシリティマネジメント:膨大な建設ストックを長期にわたり有効利用するために、多岐にわたる環境要素を適格に性能評価し、改築、改修や維持保全にどう資本を投入するか、さらにコアとなる活動を支える物理的環境(ファシリティ)や体制(ビジネスインフラ)を包括的かつ持続的に良質に維持していくためのマネジメント手法を構築する。